覚えようとする英文を長期記憶に長く固定するためには,感覚記憶,短期記憶,そしてメンタルリハーサルを効率よく行うことが重要です.そのためには楽しく覚えることも重要で,俗な言い方ですが脳の扁桃体を刺激してA10神経をドーパミンが前頭葉に向けて流れるようにします.
コンピュータを利用する現代的な方法の一例としてThinkBoardというパワーポイントのようなツール(無料公開)を用いる方法を紹介します.下記のダウンロード資料にThinkBoardコンテンツ作成例を入れています。40年前に買ったアメリカ口語教本(Spoken American English)上級用(研究社出版)の例文を少し引用させていただきました。Amazonで調べるとシリーズ500万部突破!ロングセラーの最新版とあり、今も改訂版が販売されています。初級用からあります。付属のカセットテープ(今はCD)に収録されている例文を用いました。NHKの英会話放送のテキストもいいでしょう。テキストをスキャナーで取り込めば入力しなくてもいいし、面倒なら英文はテキストを見ることにしてThinkBoardには取り込まなくてもいいでしょう。
要は自分の好きな写真を取り込むことです。贔屓の俳優や歌手の写真も画面に表示しておくとFree60で取り込めます。そこに想起のトリガーとなるような簡単な絵を描きます。1枚に5件対応させるのが適当です。
ThinkBoard Free60(無料)のインストールと使い方は、上の「freematでデータ解析」をクリックして、ページの最初の4つのダウンロードをクリックしてしてください。
現在600センテンスまで作成しました。以下の例では著作権の問題がありそうな個所は消していますが、本物には取り込んだテキストや画像が表示されます。
有料のThinkBoardを用いていますが、学生の皆さんは無料公開のFree60を活用してください。1分しか録音できませんが、研究室か大学に有料のがあればそれを借りてつなげば長時間のコンテンツも作れ、視聴時に2倍速再生にしたり、動画に変換することもできます。ちなみに、FreeMatも無料ですし、このホームページもKDDIのJimdoの無料版を使わせていただいています。これだけ使ってまったく無料は少し気が引けますが宣伝に貢献させていただいているということでお許し下さい。
中身は見えませんが、我が家で40年程続く手作りおせちです。家内の実家の浜寺の伝統と言った方が正確です。二上山の近くの私の実家のおせちはもっと田舎風でした。
CD付きの英会話テキストを買って来て、コンテンツを自分で作成することが重要です。慣れると2倍速で再生するのが時間短縮できて効果的です。音声の録音には、例えばSkype用のイヤホン・マイクを用いるときは、ハンカチかタオルでマイクをくるんでそれを口につけて大きな声で話すと結構うまく行きます。
自分の好きな画像を取り込んで学習に利用することの意味を、脳の報酬系という観点から説明しました。